20110520-
安倍晋三のでっち上げブログ
(popup)
『 福島第一原発問題で菅首相の唯一の英断と言われている「3月12日の海水注入の指示。」が、実は全くの
でっち上げ
である事が明らかになりました。
複数の関係者の証言によると、事実は次の通りです。
12日19時04分に海水注入を開始。
同時に官邸に報告したところ、菅総理が「俺は聞いていない!」と激怒。
官邸から東電への電話で、19時25分海水注入を中断。
実務者、識者の説得で20時20分注入再会。
実際は、東電はマニュアル通り淡水が切れた後、海水を注入しようと考えており、実行した
。
しかし、 やっと始まった海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです
。
この事実を糊塗する為最初の注入を『試験注入』として、止めてしまった事をごまかし、そしてなんと海水注入を
菅総理の英断とのウソを側近は新聞・テレビにばらまいたのです。
これが真実です。
菅総理は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべきです
。』
下記は、海水注入に関するテレビ報道
(20140911
吉田所長「マニュアルもありませんから」 東電幹部「海水注入を止めろ」
.html(popup))
安倍晋三はブログで海水注入について「マニュアル通り」と言い、
一方、吉田所長は海水注入について「マニュアルもありませんから」と言っている。
はてさて、いったいマニュアルが有ったのか無かったのかについてであるが、
吉田所長は海水注入について、次のようにも言っている。
(20110729 いわゆる吉田調書 051 pdf5枚目
(世界中でそんなこと(海水注入)をしたことは1回もありませんから)
.pdf(p
『 質問者 これは、それまで、
炉の中に海水を入れるというようなことは、所長の経験では、それまで聞いたことは
ありましたか
。
回答者
まずないです
。
世界中でそんなことをしたことは1回もありませんから
、ないんだけれども、冷やすのに
無限大にあるのは海水しかないですから、淡水は、この前もお話ししたように有限で、どこかで尽きるの
は決まっていますから、もう海水を入れるしかない。もう有無なしの話ですね。 』
(20110729 いわゆる吉田調書 051 pdf12枚目
(マニュアルもありませんから、極端なこと、私の勘)
.pdf(p
『 回答者 まず、
ごく普通の操作であれば、要するにマニュアルだとか、それに従って実施しなさいということにな
りますけれども、海水を注入するなんていうのは、本邦初公開でございますので、インターナショナル初
公開みたいな
。
質問者
そうですね、世界中で初めてですね
。
回答者
初めてですから、もうこのゾーンになってくると、マニュアルもありませんから、極端なこと、私の勘と
いったらおかしいんですけれども、判断でやる話だというふうに考えておりました
。』
(20111106 いわゆる吉田調書 348 pdf59枚目〜60枚目
(所長曰く、事故前に海水注入を考えた人はいなかった)
.pdf(p)
『 質問者 (略)
それから、今回、消防車の注水も絡むんですけれども、水源を更に海水に求められましたね。(略)
具体
的に海水を注入するに当たって、今回、海の水を取るのに結構苦労された
。
海水を注入することもあり得る
ということを前提に、どこから海の水を取ろうかということまでは、多分、考えていらっしゃらなかった
。
回答者
事前にはね。ここの前にはですね
。
質問者 それはなぜなんでしょうか。
回答者 少なくとも水源として電源さえあれば、CSTもありますし、それから、ECCS 系も、RHRS 系だとかが生き
ていれば、結局、そこの水源で残留熱が除去できるというのがベースにあるんですね。
最後の最後、注水す
るというときに、海水というところまで考えていないですよ
。電源がなくなったとしても、時間的に何とか
なると思っているんです。さっきの D/G の話もありますし、外部電源の復旧の話もありますし、電源さえ
復旧できれば何とか注水できるだろうと思っていて、はっきり言って、本当に腹の底から、そんな事象にな
ると思ってつくっていたんですかということだと思います。今から思えばね。安全屋はいろんなことを言い
ますけれども、本当に思っていたのかと、私は逆に言いたいです。
質問者
頭では海水を入れるという可能性も認識していることはしていたけれども、実際に、本当に海の水を最後に
入れることになるというふうに考えていない
。
回答者
ないですよ。もしも考えていれば、それこそ海の水を吸い上げるようなラインを別に設計しておくべきです
。
3号機のバルブピットのところにたまった津波の海水をまず水源として使うだとか、現場の工夫だけでやっ
てきたわけですから、事前のアクシデントマネージメントをデザインして決めた人は誰も考えていないです
よ。私から言わせれば、形だけ検討しているんですよ。私だって、大元を決めていないけれども、それに従
って発電所の運営して、所長もやっているわけですから、
そこに思い至らなかった自分は非常に恥ずかしい
と思いますけれども、最初にそれを想定していろんな仕組みを考えた連中の中に、本当にそこまで覚悟を決
めて検討した人がいるかどうかというと、いないと思います
。』
← それが、いたんです、
代替注水として、
淡水が無くなれば、海水注入
のマニュアルが次のように散見される。
(20111220 3号機(兆候ベース) 3.
原子炉制御
pdf44枚目〜46枚目
(代替注水、最後は海水注入)
.pdf(p))
(20111220 3号機(兆候ベース) 4.
格納容器制御
pdf10枚目〜11枚目
(代替注水、最後は海水注入)
.pdf(p))
(20111220 3号機(兆候ベース) 5. 不測事態
「水位回復」
pdf6枚目〜7枚目
(代替注水、最後は海水注入)
.pdf(p))
(20111220 3号機(兆候ベース) 7. 不測事態
「水位不明」
pdf6枚目〜7枚目
(代替注水、最後は海水注入)
.pdf(p))
(20111220 3号機(兆候ベース) 8.
「EOP/SOPインターフェース」
pdf5枚目〜8枚目
(代替注水、最後は海水注入)
.pdf(p))
代替注水として海水を使用してもまったく問題がない。
下記の見出し頁によれば、代替注水の筆頭は海水でさえある
。
(20111220 3号機(兆候ベース) 10. 参考資料
(代替注水の筆頭は海水?)
.pdf(popup))
『 参考 5 系統図 図1 RHR海水系統図(代替注水ライン) 』
但し、2号機の手順書には、海水系統図が準備されていない。
(20111220 2号機(兆候ベース) 10. 参考資料 .pdf(popup))
但し、1号機の手順書には、海水系統図が準備されていない。
(20111220 1号機(兆候ベース) 10. 参考資料 .pdf(popup))
下図は3号機の場合の海水系統図(但し、RHRS電源がある場合)。
(20111220 3号機(兆候ベース) 10. 参考資料 pdf16枚目
(図1 RHR海水系統図(代替注水ライン))
.pdf(popup))
RHRSのモータ電源は、6.9kV
(20110909 3号機 添付資料 pdf28枚目
(福島第一 3号機:RHRSの電源は6.9kV)
.pdf(pop))
高圧電源車は、6.9kVなので、高圧電源車で直接ポンプを動かせば注水が可能。
(20111226 政府事故調(中間報告)4
東京電力福島第一原子力発電所における事故対処
pdf85枚目
(電源車:6,900V用の高圧電源車、100V用の低圧電源車)
.pdf(p))
電源車の規格については、6,900V用の高圧電源車、100V用の低圧電源車は一般に存在するが、そもそも
480V用の電源車は、特別の用途に用いるものを除き、一般には存在しなかった。
『 淡水が切れた後、海水を注入 』
についてのマニュアル確認
(20111220 3号機(兆候ベース) 7. 不測事態「水位不明」pdf6枚目〜7枚目
(代替注水)
.pdf(popup))
『(補8)RHRS 海水系による海水注入は、緊急時対策本部(TSC)相談の上実施する。(序-2-1 参照)』
海水注入のクライアントは当直長である。なお、緊急時対策本部に連絡が取れない場合の海水注入の決定権は当直長にある。
つまり、当直長が海水注入しか方法が無く、海水注入をしなければメルトダウンしてしまうと判断した場合で、緊急時対策
本部に連絡が取れない場合は、当直長の判断で海水注入ができる。
電源が喪失しても、消防自動車が無くても、原子炉の冷却が可能
(20111220 3号機(兆候ベース) 7. 不測事態「水位不明」pdf7枚目
(ろ過水タンクから水頭圧差で注水可能)
.pdf(p))
『(補9)RHRS ポンプが起動できない場合でも原子炉圧力が低い場合は注水ラインを構成すればろ過水タンクの
水頭圧差により雑用水系から原子炉へ注水することができる。』
原子炉圧力が高い場合は、自動車用バッテリー 10個 120Vをマルチ掛けしてSRVを一斉に開き急速減圧すればよい。
(20120620 本編 pdf221枚目
(主蒸気逃し安全弁SRV:(僅か)8.5Wで動作)
.pdf(popup))
水頭圧差とは
(20111017 東電「中期的安全確保の考え方」pdf41枚目
(ろ過水タンクはO.P.40800)
.pdf(popup))
ろ過水タンクは標高40.8mの小高い丘の上に設置されている。
ろ過水タンク容量は8,000トン。
(20120418 国会事故調(資料)pdf5枚目
(ろ過水タンク容量 8000kl x 2)
.pdf(popup))
ろ過水タンクに水はあったのか?
(20130329開示 テレビ会議録画映像
(本8-3:3月13日:ろ過水が5000t有る)
.html(pop))
2011年3月13日9時20分頃
『 1F 吉田所長「あの、
D/Dの水源は何だっけ?
」
1F 「
ろ過水
。」
1F 吉田所長「ろ過水。」
1F 「ろ過水だからでっかい。」
1F 吉田所長「
何トンあんだっけ?
」
1F 「
5000t
」 』
吉田所長は、5000トンもの水が残っていることを知らなかった。
(20130329開示 テレビ会議録画映像
(本33-2:3月14日:ろ過水が2000t残っている)
.html(pop))
2011年3月14日7時30分頃
『 「1F 吉田です。いま、武藤さんと話したみたいに、お水のメイキャップをします。それで、まずはですね、
ろ過水タンクが 2000 t 残ってます。
これを逆洗ピットに入れるという操作をまずします。そうしますと、
水源が 2000 t ありますので、3 プラント、1号機も含めて十分な流量がある
と
思っておりますので、
時間的にも。
ほんで、それをしたいと思ってます。」』
あの海水騒ぎはいったい何だったのか?
ろ過水タンクは、3月11日(海水騒ぎの前日)19時18分に使用可能になっていた。
(20120620 別紙2(主な時系列)pdf43枚目〜44枚目
(11日 19:18、ろ過水タンク)
.pdf(popup))
『 11日 19:18、消防隊と発電班が
原子炉への注水に必要なFPラインを活かしたまま
、他のラインについてろ過水
タンクの出口弁を閉めたことが発電所対策本部に報告された。 』
上記の報告が所長に伝わっていないか所長が理解していなかった。
上記の報告を所長が有効に活かしていれば「海水を止めろと言うけれども止めるな」などの芝居は発生しなかった。
ちなみに、
騒動時の海水注入開始は、3月12日19時04分であるが、その時間帯にDD/FPが起動しており、
1号機の弁を開らけば、ろ過水を1号機に代替注水可能な状態であった。
1〜4 号機に対してDDFPの設置台数は3台である。どれか1台でも動作可能ならば、4機同時に代替注水が可能な
能力をDDFPは持っている。
(20120509 別紙-2 pdf102枚目
(3号機へのDDFPによるS/Cスプレイ 3月12日 12:06 〜 3月13日 3:05)
.pdf(pop))
(20120509 別紙-2 pdf104枚目 添付 11-4
(図2 3号機 代替格納容器スプレイ系統概略図)
.pdf(p))
(20111220 3号機(兆候ベース) 4.
格納容器制御
pdf10枚目〜11枚目
(消化系の吐出最高圧力は、0.98MPa)
.pdf(p))
(20111125 資料3 pdf2枚目
(DD/FP 等の消火系は 1〜4 号機で共用されており、消化ラインは建屋全体に張り )
.pdf(p)
(20111220 3号機(シビアアクシデント) 2. pdf35枚目〜36枚目
(代替注水、並行操作可能)
.pdf(p))
『 1 ディーゼル駆動消化ポンプ容量:227m3/hr。』
『 6 (代替注水と)並行操作で代替ドライウェルスプレイ又は代替サプレッションチェンバースプレイを開始した
場合は、それぞれの流量配分に注意する。』
あの海水騒ぎはいったい何だったのか?
名誉毀損裁判敗訴の不思議?
書きかけ