東電-嘘の行方:
3.11
、
1号機で高圧ウロウロ運転
、
嘘に
嘘を重ねる東電
、
付き合う
経産省
(
全
13話
)
20110618 -
(第2話)
東電は国民を誤魔化すことに踏み切った
20110618 東電プレスリリース「地震発生当初の福島第一原子力発電所における対応状況」(index).html(popup)
20110618 資料一覧.pdf(popup)
20110618 福島第一原子力発電所 被災直後の対応状況について.pdf(popup)
あちゃー、そうきましたか。
下記の【
通常の
スクラム対応操作】といった見出しは不思議ですねえ。すっとぼけ。。
わざわざ【
通常の
】と付けて、大地震ではなかったとの装いですか?
20110618 福島第一原子力発電所 被災直後の対応状況について pdf1枚目.pdf(popup)
『
【
通常の
スクラム対応操作】
<1/2 号中央制御室>
・ 地震の揺れの収まるのを待って、運転員は
通常のスクラム対応操作
を開始。当直長
は、スクラムしたことを確認し、1号機と2号機のパネルの中間で指揮をとる。各
制御盤前にオペレータを配置、主任の指示に従い、状態監視と操作を実施。主任は、
プラント状態、操作状況を当直長へ報告。
・ 14:52、1号機の非常用復水器 (以下、「IC」) について、自動起動したことを確認。
原子炉水位が通常水位であることから、高圧注水系 (以下、「HPCI」) は原子炉
水位が低下してきた際に起動することとし、ICでの原子炉圧力制御を行うことと
した。
・ 15:03 頃、
1号機の原子炉圧力の低下が速く
、保安規定で定める原子炉冷却材温度
降下率 55℃/h が遵守出来ないと判断し、ICの戻り配管隔離弁(MO-3A、3B)の閉
操作実施。他の弁は開状態で、通常の待機状態とする。
その後、原子炉圧力を 6〜
7MPa 程度に制御するためには、ICは1系列で十分と判断、A系にて制御すること
とし、戻り配管隔離弁(MO-3A)の開閉操作にて、原子炉圧力制御を開始する
。 』
3.11は、
地震による自動スクラム
であり、それに対応した操作をしなければいかんでしょうに
それで
『 当直長は、(略)、1号機と2号機のパネルの中間で指揮をとる。』
ですか。颯爽として。
いやー、文学的ですねえ。大地震でも、外部電源が喪失していても、落ち着き払って。
それで、指揮台の上にあるのは、
こちら(
大規模地震発生 (E)外部電源喪失の場合
)
の
手順書ではなくて、間違えて
こちら(
通常の(原子炉スクラム事故)
)
の
手順書なんで
すか。1号機と2号機の両方ですか。そりゃ欲張りですよ、両方なんて。1号機は当直長、
2号機は当直副長が妥当なところでしょう。そんでもって、指揮が間に合わなくなって
しまって1号機の原子炉が圧力高になってしまい
非常用復水器(IC)が自動起動 ③
し
て自動減圧を開始したと。まあ、プラントはいろいろ監視していて自動的にいろいろ
やってくれますから。それで勝手に IC が動いているもんだから、何だコリャと。
(正しい手順書に従って下記を実施していれば、炉圧が7.13MPaに達することは無く、
20111220 第22章 pdf34枚目
(9.SRVによる原子炉圧力調整「7.06MPa」〜「6.27MPa」)
.pdf(popup)
『 6. 原子炉圧力調整 』 『 11. SRVによる原子炉圧力調整指示 』 『 9. 原子炉圧力上昇時はSRVを順次
「手動開」、原子炉圧力「7.06MPa」〜「6.27MPa」に維持実施、報告 』
20111220 1号機(事象ベース) 第12章 外部系統事故 pdf58枚目
(7.13MPaでIC自動起動)
.pdf(popup)
原子炉圧力高7.13MPaにより IC が自動起動することは無かった筈である。)
そんで
『 1号機の原子炉圧力の低下が速く 』
って、どの位速かったんですかね。仕様と比較
してですか。あのー、IC を止める前に
『 原子炉冷却材温度の降下率 55℃/h 』
のアラームな
んかは出たんでしょうか。下記は3号機の例なんですけれども、
(20110516 (アラームタイパ)3号機 pdf18枚目
(温度変化率「55℃/hオーバーアラーム」)
.pdf(pop))
下から8行目
『 1457 C162 再循環ループ水 A 温度変化率 (T/C)
59.7
> 55.0 C/H 』
1号機ではどうだったんでしょうか。アラームが出たらそれに対応した操作をすると
か何とかなっていたら便利なんですけどね。
『 温度降下率 55℃/h が遵守出来ないと判断し 』
ですか。ファジーですね。東電の報告書は数値が少なくどちらに転んでもいいように
曖昧模糊ですね。文学ですね。
それで、プラントが自動的に動作して減圧中だったのを4.5MPa(約45気圧)まで下
がったところで IC を手動でストップした。IC をストップしたので、つまり原子炉の
冷却を止めたので、残留熱により原子炉は圧力上昇を続けた
④
。
いやー、その後が分かりませんねえ。なぜ、運用圧を超える最高圧の7MPa(約70気
圧)まで上げる必要があったのか。なになに、3.11 が
通常
だから、原子炉圧力を最
高圧まで上げても、構わない。余震何するものぞですか。暴走族ですね。
7MPaまで上げた後が、さらに分からない。
⑤の部分
。
最高圧近辺で圧力を上下動さ
せていますが、何でわざわざこんなことを何回もする必要があるんでしょうか。大地
震直後でしょう。プラントが傷んでいるかも知れませんし、同程度の余震がいつ来る
か分かりませんよねえ。さっさと圧力を下げた方がいいんじゃない。なんせ
IC 配管
は格納容器の外へ出て4階まで行って戻って来る。お腹の外へ出た腸みたいに弱い。
余震が来れば、配管がガタガタガタですよ。
10mの大津波警報
が出ていましたよねえ。ほーら。言わんこっちゃない。IC を開閉
なんていらんことをしているから
IC の動作状態が分からなくなっちゃった
。
20110618 福島第一原子力発電所 被災直後の対応状況について pdf2枚目.pdf(popup)
『 ・
直流電源
で操作可能な設備として、1号機について、ICとHPCIの状況を確認。
ICは、弁開閉表示が確認できない状態
であることを確認。
HPCI
については、
制御盤でうっすらと表示灯が点灯していることを確認したが、その後消灯したため、
起動不能と判断。 』
原災法第15条報告義務違反(緊急事態宣言相当、住民避難相当)
HPCIの機能喪失は、第15条緊急事態.pdf(p)
『 ・ 15:50頃には、計測用電源が喪失し、原子炉水位が不明となる。 』
それで
『
当直長
は、(略)、1号機と2号機のパネルの中間で指揮をとる。』
についてなんですが、
下記には、びっくり仰天。肝心の原子炉冷却に関するICの記述が全くない。
IC 隠し?。
これは偽造文書でしょう。ハンコも空欄だし。
20110516 4. 運転日誌等 1・2号機 pdf6枚目〜pdf7枚目
(
当直長引継日誌
)
.pdf(popup)
引継は、21時00分:つまり21時00分までに起きた出来事が網羅されていなければならない。
ICについてまったく書かれていない。-1000点
HPCI使用不能が書かれていない(緊急事態報告対象なのに)。-500点
直流電源喪失について何も書かれていない(緊急事態報告対象なのに)。-500点
トーラスクーリングは行う必要はなく、逆に行ってはならない(引き波によりポンプ損傷のリスク有り)。-100点
さらに、もう事件です。
20110516 (アラームタイパ
全部
)1号機 pdf1枚目〜11枚目.pdf(popup)
『 1452 B526 ISO-CON VLV B OPN ON 』
← 非常用復水器B系 自動起動
『 1452 B525 ISO-CON VLV A OPN ON 』
← 非常用復水器A系 自動起動
20110516 (アラームタイパ
部分
)1号機 pdf10枚目〜11枚目.pdf(popup)
上記最終ページの切り貼りはいったいなんですか?
紙送りの穴の位置があり得ないし、いったい何の企みですか?
切り貼りした用紙はいったいどこから持ってきたんですか?
20111226 政府事故調(中間)第4章資料 pdf4枚目
(1/2号中央制御室のレイアウト:タイパーが3台?)
.pdf(p)
(プロセス計算機にメモリが無いとのことで再印刷が不可とのこと。それならばアラームタイパーを複数台設置し
ておかなければプラントとして成り立たない。)
実際には、用紙交換時およびインク交換時にアラーム印字が途切れないようにするため
にアラームタイパーが3台有って、
他のアラームタイパーに印字された用紙
を部分的に
持って来てなぜか分からないが上から貼り付け攪乱工作を施した。
正常に印字が続けられたタイパーには、その後の非常用復水器の運転操作に
よるバルブ開閉が印字されているが、それを隠蔽しているのではないですか。
東電さん。
IC 停止中に津波で電源断になった証拠が残っているのと違いますか?
東電さん。
それにしても、なぜ、紙詰まりをそのままにして置いたんですか? 津波が来
るまで40分もあったのに? なぜ、用紙の再セットはしなかったんですか?
そうしていれば、
こんなことにはならない筈です
。
下記へ続く。
20110907 -
「切り貼り」と「黒塗り」の手順書で誤魔化し画策(第3話)