東電-嘘の行方:
3.11
、
1号機で高圧ウロウロ運転
、
嘘に
嘘を重ねる東電
、
付き合う
経産省
(
全
13話
)
20111125 -
(第7話)
技術的知見 - 原子力村の官僚が出席者を誤魔化した - 1
技術的知見ですよ。技術的知見。これが。
技術的知見
の名の下に、
経産官僚が意見聴取会で出席者を誤魔化した
東電の思惑どおりに、「想定外の津波」という方向へ、流れが作られて行く。
以下、原子力村の官僚の誤魔化しのカラクリを、明らかにします。
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会(index).html(popup)
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事要旨.pdf(popup)
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回
議事要旨
pdf1枚目.pdf(popup)
『
1号機について
・
津波が来るまでは特に問題なく対応していたと思う
。
ただ、
大きな津波が来るということが、運転員が気づかなかったわけで
津波を早く検知する必要がある
。』
先ずは「津波が来るまでは特に問題なく対応していたと思う」に行き着
くまでの、誤魔化しのカラクリとバトル。
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録.pdf(popup)
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf4枚目.pdf(popup)
以下は、官僚側の
IC
と
SR 弁
についての説明であるが、出席者を「煙に巻く」説明が行
われている。釈然としない説明に出席者から根本的な疑問および際どい質問が次々に出さ
れ、丁々発止のやり取りになるが、それについては後ほどのお楽しみに。
『 4ページ目は、福島第一の1号機、あるいは敦賀の1号機にも装備されておりますけれども、
非常用復水器(IC)の説明
でございます。
これは RCIC と同じように、冷却材喪失事故時に作用するというもので注水機能はないのですけれども、熱交換を
することで水位を維持する、
圧力を調整するという機能
がございます。
続きまして、5ページ目が低圧系の説明ということでございます。低圧系というのは、原子炉が減圧された後に
水が注水される設備ということでございまして、そこに書いてございます炉心スプレイ系というものがございます。
そのほか、RHR、残留熱除去系ということで崩壊熱を除去するための冷却系というものがございます。
6ページ目が、
減圧の設備
でございます。これは先ほどの低圧系の注水のためには減圧が必要になるわけで
すけれども、その減圧のための設備ということでございまして、具体的にはそこに書いております自動減圧系とい
うものが装備されております。これは強制的に
SR 弁
を開いて蒸気をサプレッションチェンバの方に逃がすとい
うような機能があるものでございます。 』
「
非常用復水器(IC)の説明
」として「
圧力を調整するという機能
」があるとして矮小化し限定した
機能説明をしている。
ICの主たる機能は
、下記のように冷温停止に持ち込むための
減圧機能である
。
(20111220 別添4:1号機(原子炉設置許可申請書 IC非常用復水器) pdf53枚目〜55枚目 .pdf(pop))
『 原子炉の崩壊熱を除去するためのものである。』
『 原子炉を冷却減圧した後、原子炉停止時冷却系にきりかえて原子炉を冷温停止状態にすることができる。』
ICは、原子炉停止時冷却系にきりかえ可能な約135℃(0.3MPa)まで減圧する機能を持っている。
(20111209 資料3-2
(非常用復水器(IC)作動時の原子炉挙動解析)pdf27枚目(IC継続運転:開度50%)
.pdf(p)
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf7枚目.pdf(popup)
『 まず、1号機について
2ページ目
以降御紹介したいと思います。
1号機はどういったような流れになったかといいますと、最初地震がありまして、それを検知して自動停止した。
その後、地震によって外部電源が喪失したわけですけれども、非常用ディーゼル発電機が起動しました。
冷却系で言いますと IC が起動したということでございまして、
津波が来る前は IC の操作によって圧力を調整
していた
ということでございます。それは左側にございますチャートでもそういったところが読み取れるかと思
います。 』
技術的知見
の名の下、原子力村の官僚による
東電の注文通り
の誤魔化し説明。
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf7枚目.pdf(popup)
『
3ページ目
でございます。
IC の冷却の状況について、当時どういった対応をしていたのかということについて
、
私どもの方で職員にヒアリングをしてまいりました
。
この結果、詳細につきましては、今日お出ししております「参考資料3」ということで、その保安調査の結果に
ついては詳細を御紹介しておりますので、またこれは改めてごらんいただければというふうに思います。
資料2-2の3ページ目に記しておりますように、当時操作がどうであったかということについて、かいつまんで
申し上げますと、まず、
津波が来る前、電源喪失に至るまでは
原子炉スクラム事故で MSIV が閉
といった場合の
手順が
手順書として定められておりまして
、基本的にはそれに沿ったような対応が進められていたというふうに
考えられます
。 』
技術的知見
の名の下、原子力村の官僚による
東電の注文通り
の誤魔化し説明。
下記手順書の手順に従い、原子炉圧力を可及的速やかに下げなければいかんでしょうに?
(20111220 1号機 事故時運転操作手順書(事象ベース)
第22章 大規模地震、津波
(目次).pdf(popup))
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf8枚目.pdf(popup)
『 そういったところで、IC の操作が行われていたということでございますけれども、参考で
4ページ目
をごらん
いただければと思いますが、
非常用復水器を持っている発電プラントは、ほかに敦賀の1号機がございます。こち
らについては、我々の方で日本原電に依頼をいたしまして、過去にどういった作動状況があったのかということに
ついて調査をお願いいたしまして、関係資料を提出いただきました
。その日本原電から提出いただいたものは、
参考資料5という形で付けさせていただいておりますので、また詳細はごらんいただければと思いますけれども、
同社におきましては、過去 10 年間に
落雷
といったようなところが背景に、2度ほど IC を実際に操作していた実績
がございました。これは、自動で起動したわけではなくて、手順書に沿った形で IC を手動で起動して操作したと
いうことでございます。
4ページの右側に、そのときの一例としてプラントの原子炉圧力のプラント記録、チャートを掲載しております
けれども、原子炉圧力が上がってきては下げ、上がってきては下げという形で、圧力を 6.37~6.86MPa といった
ような、6メガ台で調整するということを行っていたということでございます。
このときにも、使っていたのは2つの系統があるわけですけれども、1つの系統を手動で弁の開閉作業を繰り返
していたという形で、圧力を調整していたということでございました。
今回、1号機で操作していたものと類似の操作が行われていたと考えられるかと思います
。 』
上記、似て非なるものを引き合いに出して、1号機の操作を正当化している
。
4ページ目
の左側に
敦賀
1号機について下記の記述がある。
『 ○
IC による原子炉圧力調整は
、
MSIV の復旧までの間
、(略)、
7、8時間継続されていた
。』
上記の記述から、7、8時間後には MSIV を復旧させたこと、圧力調整はMSIVを復旧させるまでの間の
つなぎ操作であることが分かる。敦賀1号機の場合は、送電線への落雷による電流擾乱という一過性の
ものであり、
6メガ台で圧力を調整維持していたのは復帰に向けて圧力を下げないための高温待機操作
である。
敦賀原発の場合は、MSIVを復旧させるまでの間、圧力を維持する高温待機の原子炉圧力調整を実施していた。
福島第一1号機の場合は、外部電源は失われているは、余震は続いているは、10mの大津波警報は出ているは、
非常用発電機は起動しているものの2機共に海水ポンプによる水冷式であるので10mの津波が来れば全交流電
源喪失になることは明らかである。
リスクを下げるためにも、福島第一1号機の場合は可及的速やかに減圧しなければいかんでしょうに。
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf19枚目.pdf(popup)
『 ○渡邉グループリーダー IC について幾つか聞きたいことがあるんですけれども、まず IC の設計思想でわからな
いところがあって、55℃/h で冷却速度が超えてしまうので止めたということなんですが、
もともと
IC というのは圧力制御が主たる目的
なので、そんなに早く冷却する必要性はないはずなんです。だか
らこれがどうしてそういう制約をつけるほど
冷却速度がでかくなるようなシステム
だったのかというのがまず疑問な
んです。 』
官僚側から「
IC というのは圧力制御が主たる目的
」との「 煙に巻く 」説明を受けてい
るから、上記の疑問が出るのは当然でしょう。
実は、その回答は、渡邉グループリーダーの
手元
に有ったのです。後ほど渡邉グループ
リーダーの方から
『実は
運転手順書が先月、東電さんから公表
されまして、それを見ていると』
との質問
が出されますが、その公表文書の
pdf106枚目〜pdf108枚目が、なんと下記です。
(20111024(別添1)1号機 事故時運転操作手順書(事象ベース)pdf106枚目〜pdf108枚目.pdf(pop))
『 5.
原子炉減圧操作
』『 5. 原子炉減圧指示 』『 7.
IC
又は SRV により、原子炉「減圧」実施、報告
(1)原子炉冷却率を確認し、調整する。
a. IC の台数調整
b.
IC の出口弁
(MO-1301-3A/3B)
の開度調整
(2)S/P水温の上昇を均一にするため、なるべく離れたSRV
を順次「手動開」 吹き出し順序 A→C→B→D
(3)原子炉水冷却率を確認し、間欠で行う
原子炉冷却材温度変化率 55℃/h 以下
』
----------
『 7. IC 停止 』『 7. IC 停止 』『 10.
原子炉圧力 1.04MPa 以下となったら、IC を「手動停止」実施
、報告 』
『 11.
IC 「手動停止」後
、SRVにより更に減圧操作実施、報告 』
----------
『 9. 原子炉冷温停止 』『 9. SHC 投入指示 』『 14. 原子炉水温度「176℃以下」を確認し、SHC「インサー
ビス 」実施、報告 』
以上、IC は
原子炉冷却材温度変化率 55℃/h 以下
にしなやかに柔軟に最適に対応できるよ
うな機能を持つ減圧設備です。
びっくりしたでしょう。ずいぶん話が違うでしょう。
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf19枚目.pdf(popup)
下記は、渡邉グループリーダーの IC についての質問の続き、
『 直接これで止めなくても、電源がなくなって結局弁が閉まって使えなくなってしまうことはあったんでしょうけれ
ども、ただ、本当にこういう設計思想というのは
どういうときに使おうとしていたのか
というのはよくわから
なくなってしまうので、そこを少しはっきりさせていただきたいなと思います。 』
IC は
非常用復水器
ですので、
3.11 のような
非常時
に、特に使用します。
電源がなくても
冷却水の自然循環だけで熱交換器を介して空中への放熱が可能
ですので、
3.11 のような全電源喪失時の除熱こそが IC の出番です。
(20111206 別添2:保安調査 pdf8枚目
(IC:格納容器外の弁を手動で開けることは可能であったが、)
.pdf(p))
『 ②
現場で格納容器外の弁を手動で開けることは可能であった
が、
格納容器内の弁が閉まっている可能性があったことも背景にあった
とのこと。 』
直流電源喪失によりICが停止した際に、格納容器外の弁(2Aおよび3A)を手動で開けなかった理由
について『格納容器内の弁(1Aおよび4A)が閉まっている可能性があった』とのことであるが、
(20110909 1号機
(ICの弁、格納容器外(2Aおよび3A)、格納容器内(1Aおよび4A))
pdf34枚目 .pdf((p))
仮に格納容器内の弁が閉まっていたとしても、ICとして機能しないだけで、
格納容器外の弁(2Aおよび3A)を手動で開けることになんのリスクもありま
せん。格納容器外の弁を手動で開けてさえいれば、1号機の冷却は可能だった
のです。
その後の操作で、1Aおよび4Aの弁が開いていたことがはっきり分かっています。
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf19枚目.pdf(popup)
下記は、渡邉グループリーダーの IC についての質問の続き、
『 2つ目は、今日、敦賀1号機の IC の作動状況の例が御紹介あったんですけれども、どうして敦賀1号機であって福島
第1の例がなかったのかなというのが疑問で、実際に福島では1回も使ったことがないのかというのが疑問です。
実は
運転手順書が先月、東電さんから公表
されまして、それを見ていると敦賀のような運転には IC を使わないん
です。
要するにMSIV 閉を伴う原子炉スクラムのときに IC はどこにもフローチャートに出てこない
。逃し弁で圧力制
御をして HPCI で水位を制御するというやり方をとっていて、どうも図1と
運転手順が違う
のかなという気が
します。
全電源喪失のときに IC を使うようになっているんですが、IC を使うときの前提が HPCI 水位で推移を確保した後
に圧力を制御するという前提になっていて、今回のように HP が作動する前に圧力高で IC が先に作動するというこ
とが手順書上は読めない。では
手順書のフローチャートをつくったときの描いたシナリオと
今回のシナリオは
何が違うのか
。
外部電源が喪失した、全交流電源が喪失したということ自体は手順書の中で1つの事象として考
えているのに、
どうも違うシナリオをとっている
。そこが少しわからないなという感じがします。 』
渡邉グループリーダーは「何かが違う」と発言しています。「何かが違う」は
ずです。上記の
『実は
運転手順書が先月、東電さんから公表
されまして、それを見ていると』
の公表さ
れた文書は、
「切り貼り」と
「黒塗り」
の「事故時運転操作手順書」
の原本です。
問題がなければ「切り貼り」と「黒塗り」をする必要な無かった訳で
、その原
本のフローチャートを見ている訳ですから、
そりゃ何か変ですよ。
なお、渡邉グループリーダーにもう少しの時間があ
ったら、すべてがひっくり返っていたことでしょう。
上記、渡邉グループリーダーの
手元
の
『実は
運転手順書が先月、東電さんから公表
されまして、それを
見ていると』
の公表文書の
pdf45枚目が、なんと下記です。
20111024(別添1)1号機 事故時運転操作手順書(事象ベース)
目次-8
pdf45枚目.pdf(popup)
『 事故時運転操作手順書(事象ベース):大規模地震発生(E)外部電源喪失の場合 』
『 事故時運転操作手順書(事象ベース):津波発生(A)近地津波の場合 』
上記が、3.11に使用すべき本来の手順書の
目次
です。
なお、本来の
手順書
については3.11に一番関係があるのに東電は隠蔽してしまっていて、
『実は
運転手順書が先月、東電さんから公表
されまして、』
の公表文書の中には含まれていません。
そして、
3.11の IC 操作は異常操作ですので、手順書
のどこを見ても合点のいくものは出て来ません。
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf19枚目.pdf(popup)
下記は、渡邉グループリーダーの IC についての質問の続き、
『 東電さんが今週出した資料4の中で、先ほど奈良林先生もおっしゃった沸騰しているのではないかという話なんで
すが、70℃というのがいっぱい書かれていて、この 70℃までの上昇というものを出したのは、恐らく 55℃/h の冷
却速度を 10 分間やった結果だと私は理解しているんですが、 この辺の説明をもう少しすれば先ほどの御質問はクリ
アーになるのかなと思います。 』
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf20枚目.pdf(popup)
下記は、渡邉グループリーダーの IC についての質問の続き、
『 もう一つ、設置許可申請書に復水タンクの冷却水は補給しなくても2基のタンクで8時間、別の資料によると6時間
となっていますけれども、原子炉を冷却することができる。この時間というのは弁の開閉を一生懸命やった上での
話なのか、それとも実際に何もせずにできるような設計思想を最初は持っていたのか、ここに書かれている申請書
の記載のまま読もうとすると、もうほとんど何もしなくてもこのぐらいの時間は持つんだろうというように私なん
かは認識してしまうんですが、どうもそうではなくて、手動操作を一生懸命やるとこのぐらい持ちますよということ
がここに書かれているのかなという感じも今するんですが、そことの整合はどうなっているのかというのを調べてい
ただきたいと思います。 』
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf20枚目.pdf(popup)
下記は、いよいよ原子力村の官僚側の回答、
『 ○古作事故故障対策室(班長) 何点かあろうかと思いますけれども、最初は IC の性能の観点ですが、最後におっ
しゃっていただいた設置許可で水の補給なしで8時間ということが大前提の条件です。そのときには基本的には水量
で決まる。8時間というのは水量です。トータルの熱量をどれだけとれるかということで水量で決まっています。
一方でスピードで言うと蒸気量になってきまして、ここは詳細は詰めて今 JNES の方に解析をお願いしているよう
なところもありますので、そこも含めて御紹介できればと思いますけれども、 基本的には結構速く送るような状態
になっていまして、その結果として 55℃/h という速度ではなく、早々に落ちるという状況になってございます。
手順の関係でございますが、今、御紹介いただいた外部電源喪失での手順では敦賀においても同じでございまして、
まず HPCI が作動ということで水位を維持して、その後、IC を手動起動しまして圧力制御をするということになって
いて、基本的には一緒でございます。
福島第一と敦賀の違いといいますと手順で、敦賀は IC を使うという決め打ちをしてございます。 一方で福島第一
の同じ場所は SRV と IC を「または」でつないでおりまして、実際には SRV でやっ たのではないかと思います。運
転員に聞いても、当人の記憶の中での話ですので断定ではないですけれも、直近で、20 年ぐらい作動実績はないの
ではないかということです。昔に作動した経験はあるというようなことを聞いているということではございますが、
やはり主体は SRV なのではないかと考えてございます。
設置許可の8時間というのは先ほど御紹介したところでございますので、そこの点は敦賀も同じで、基本路線は8時
間程度、水を確保しておく。その後は補給をするという設備状況でございます。 』
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf20枚目.pdf(popup)
『 ○渡邉グループリーダー 今の御回答に対して1つ確認なんですけれども、参考資料3の2ページに55°C/h 以下の
運転制限というのは、今までの繰り返しの運転操作の訓練を通じて体に身にしみているという答えになっているん
ですが、どうも今の回答だと体に身にしみているとは思えないです。使ったこともなさそうだし、SRV をベースに
しているんだったらこういう格好にはならないのではないか、
こういう回答にはならないのではないかと思います
。』
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf20枚目〜21枚目.pdf(popup)
『 ○古作事故故障対策室(班長) これは言葉尻なかなかはっきりしなくて申し訳ございません。 55℃/h というのは
IC を使った 55℃/h ではなくて、一般論として炉を制御するに当たって温度を急に下げないという趣旨での回答でご
ざいました。なので、この場合のこの場所でという意味ではなくて全般論です。
このとき地震が結構長く続いて、2〜3分続いていましたので立てる状況になかったということでございまして、ま
ずは身の安全を確保するということで、一時しゃがんだ状態でいた。その後、立てるようになって状況確認を始めた。
その確認のときに炉圧が下がっているという確認がとれたので、IC を止めるという操作に入ったということです。な
ので敦賀ですと地震はありませんので、下がっている段階で確認がとれて手動で操作ができたということではござい
ますが、今回の場合は確認をした時点で既に炉圧が下がっている、イコール温度が下がっているということで停止動
作に入ったというところで違いが出てございます。 』
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事録 pdf21.pdf(popup)
『 ○渡邉グループリーダー もう一点なんですけれども、今、止めたという話はわかりました。IC に限った話ではな
い。要するに冷却速度だけを見ていた。そのときに、まだその段階だと水位は多分はかれていたというか、見られて
いたのかなという気がするんですが、もともとの手順だと HPCI を動かすことを前提にしているということであれば、
止めた段階で HPCI を動かすということは頭の中になかったのかどうか。要するに止めて HPCI を動かしていれば、
また別な展開になっていたなという気がするんですけれども、手順を見る限りでは HPCI を優先するという形になっ
ているので、どうもそこが解せないんです。 』
『 ○古作事故故障対策室(班長) HPCI 優先なのは全交流電源喪失なんですけれども、当初はまだ交流があり、手順
としてはその前のスクラムで MSIV 閉というものだったので、これは圧力制御というところで。』
『 ○渡邉グループリーダー MSIV 閉を伴う原子炉スクラムには IC は手順書の中に出てきていないんです。』
『 ○古作事故故障対策室(班長) 表題にはないんですけれども、運転員の操作のところには IC または SRV となって
います。』
『 ○渡邉グループリーダー フローチャートにはないんですよ。』
『 ○古作事故故障対策室(班長) 手順書の流れのところにはあるんです。』
『 ○渡邉グループリーダー 記載の中にはあるんですか。』
『 ○古作事故故障対策室(班長) あるんです。』
『 ○渡邉グループリーダー フローチャートにはなくて。』
『 ○古作事故故障対策室(班長) はい。なので、言われるように SRV を基にしているんだろう意識を感じます。です
が、その SRV で圧力制御、圧力調整という項目の中には、操作の中に IC または SRV と書いてございます。実際、
今回は IC が作動していましたので、それで IC を継続して使うことになったということでございます。』
『 ○渡邉グループリーダー ということは、フローチャートそのものが全交流電源のところには SRV または IC とちゃ
んとフローチャートに書いてあるのに、要するに
MSIV 閉スクラム
のときにはそれが書いていないということなんです
ね。』
『 ○古作事故故障対策室(班長) もう少しちゃんとお話をしますと、
スクラムのところの手順
に項目では原子力圧力
調整となってございまして、当直長のところは SRV による原子炉圧力制御指示となっておるんでございますが、操作
員Aの操作内容としては、SRVを順次「手動開」または非常用復水器使用により原子炉圧力「7.6MPa」~「6.27MPa」
に維持、実施報告と書いてございまして、実態としては両方どちらか選択して使えるところになってございます。表記
上どうかなと いうところはございますが。』
『 ○渡邉グループリーダー SBO のときと書き方は違っているのですか。』
『 ○古作事故故障対策室(班長) そうですね。ここの内容でも部分によって書き方は変わっていますので、そこは IC
を使える状態にはなってございます。』
『 ○大村検査課長
ほかの先生方いかがでございましょうか
。』
結局は、
原子炉スクラム事故で MSIV が閉
ということで逃げ切った。
以上「津波が来るまでは特に問題なく対応していたと思う」の
誤魔化しのカラクリとバトルでした。
以下、津波に対する心構えについて
以下、福島
第二原発
の津波に対する心構え
20120723 政府事故調(最終報告)2
福島第一原子力発電所及び
福島第二原発における被害状況 pdf131枚目
(福島第二:心構え)
.pdf(p)
『 増田所長は、地震発生以降、福島第二原発へ津波が到達することを懸念し、免震重要棟3階のテラスから津波
の到達状況を監視させるとともに、現場作業員の退避を指示した。また、運転管理部長は、プラント情報を迅速
に把握するため、第二発電所対策本部発電班から
情報収集要員
2名を各中央制御室にそれぞれ派遣した。発電班
は、各中央制御室に派遣した情報収集要員から定期的に各号機のプラントパラメータ等の報告を受け、それをグ
ラフにまとめるなどして第二発電所対策本部全体で情報の共有を図っていた。 』
『
情報収集要員は
、主に、中央制御室内でプラント情報の収集に当たるとともに、
発電班への連絡を担当し
、
当
直長のサポートを行っていた
。 』
福島第二原発は、組織が組織として機能していた。
そして、手順書に従って下記のように対応していた。
(20111202 東電(中間)別紙(主な時系列)pdf68枚目
(福島
第二
原発:津波を監視カメラにより確認)
.pdf(p))
『 ・ 1/2号中央制御室では、防波堤に津波が迫ってきたことを、3/4号中央制御室では、循環水ポンプが半分浸
水していることを、
それぞれ現場監視カメラにより確認した
。 』
(20111202 東電(中間)別紙(主な時系列)pdf68枚目
(福島
第二
原発:各号機ともCWPを停止した)
.pdf(p))
『 ・
各号機とも津波発生時の対応手順に基づきCWPを停止した
。 』
以上、福島
第二原発
の津波に対する心構え
一方、福島
第一原発
の津波に対する心構え
(20110722 いわゆる吉田調書 020 pdf20枚目
(津波:わかりませんでした、私は。)
.pdf(popup))
『 質問者 次に、津波が実際にやって来て、津波が来たというのは、その時点ですぐにわかるものなんですか。
回答者
わかりませんでした、私は
。
質問者 どうやって把握されましたか。
回答者 逆に言うと、全交流電源喪失を聞いたときに、
DG がだめという話が、えっということなんです
。
(以下、略、pdf参照のこと。まったく、酷い)
(原発と海との関わり、原発のアキレス腱が海水ポンプによる冷却だということをまったく知らない) 』
(20120620 別紙2(主な時系列)pdf144枚目
(津波が来た時刻に、、何が起きたのか分からなかった)
.pdf(p)
『 ○ 津波が来た時刻に 1、2 号の電源盤のランプがフリッカ(注:点滅)し、一斉に消えていくのを目前で見た。
D/G が止まりバタバタとランプが消えていく状況だったが、
何が起きたのか分からなかった
。中操(注:中
央制御室)の照明は、2号機側はまっくら、1号機側は非常用灯(薄暗いわずかな照明)に切り替わった。警
報が全て消えて一瞬シーンとなった。2号側が先だったような気がする。目の前で起こっていることが、ほ
んとうに現実なのかと思った。 』
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 議事要旨.pdf(popup)
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回
議事要旨
pdf1枚目
.pdf(popup)
『
1号機について
・
津波が来るまでは特に問題なく対応していたと思う
。
ただ、
大きな津波が来るということが、運転員が気づかなかったわけで
津波を早く検知する必要がある
。』
なにが、技術的知見ですか?
手順書隠し
でしょう。
想定外の津波
の地ならしですか?
何を素頓狂な!
果たして、「津波」は運転員が気づかないような「想定外」の出来事だったのか?
大地震が発生した場合、津波の引き波を注視するように、下記のように手順書で定められている。
つまり、津波に「気づかない」ではなく、積極的に津波情報を得ようとしなければならない。
(20111220 1号機 手順書(事象ベース)
第22章 自然災害事故
大規模地震発生
.pdf(popup))
『 2. 操作のポイント
(5)
津波が発生した場合、外洋潮位が下降することがある
。それにより、プラントの取水口水位がある値を下回った
場合、CWP、SWPの水源が確保出来なくなることにより、
ポンプ損傷に至り、原子炉冷却機能喪失という非常事
態に陥る恐れがあるため
取水口水位に注意する
。』
← 海水系ポンプを安易に作動させてはならない。
津波警報が発表された場合の手順書が下記である。
(20111220 第22章 pdf49枚目〜65枚目 津波発生(A)
(
津波:ITV屋外監視カメラ等により潮位の監視を行う
)
.pdf(p)
『
気象庁より津波警報が発表された場合は、運転管理部長に報告すると共に津波情報を基に
ITV 等により
潮位の監視を行う
。
津波の影響による潮位低下が確認された場合は、更に監視を強化し
、(略)』
『(3)「津波注意報」又は「津波警報」が発令され、2号機取水口制御盤に「潮位低」警報が発生した場合は、
1-2号中操から他中操へ連絡する。』
←
1-2号中操は
、
福島第一原発の津波監視代表である
。
運転員は、津波の引き波を監視し
、海水系ポンプを停止させ、海水ポンプを損傷から守らなければならない。
(ポンプが引き波で空中露出した場合、海水の負荷がなくなるので、高速回転が生じ、ポンプが損傷する)。
それなのに、ああそれなのに、それなのに、津波に気づかなかった!
上記ITV屋外監視カメラだけではなく、下記の超音波方式潮位計の信号が中操に行っている。
(20111220 2号機 第22章 pdf55枚目
(
潮位計は超音波方式 → 中操一括
)
.pdf(p)
どの程度の引き波が発生していたのか?。 東電はデータを出していない。
(20111220 第22章 pdf51枚目
(
海水系ポンプの運転可能限界水位(下限)
)
.pdf(popup))
気象庁の津波警報は、当直長のわきのテレビで
(20110722 いわゆる吉田調書 020 pdf18枚目
(気象庁の津波警報は、当直長のわきのテレビで)
.pdf(popup))
『 質問者
気象庁の津波警報
などは、そうすると、NHK、テレビを通じて把握はされておるわけですね。
回答者
当直長のわき
にも
テレビ
が据えつけてありまして、そうゆう情報は彼らはそこで見ることが
できたと思います。』
(20120620 添付資料 pdf321枚目
(3.11津波警報:14時49分)
.pdf(popup))
(20120620 別紙2(主な時系列)pdf7〜8枚目
(海水が引いて普段は見えない海底が見えた)
.pdf(popup))
『 ・ 5,6 号機の防護管理ゲート付近で避難誘導を行なっていた運転員と警備員は、
現場から避難してくる人がいなくなった後、
海の方を見ると、
海水が引いて普段は見えない海底が見えた
。 』
← 相当な引き波が発生していた。
(20111220 2号機 第22章 pdf55枚目
(
潮位計は超音波方式 → 中操一括
)
.pdf(p)
(20111226 政府事故調(中間報告)4
東京電力福島第一原子力発電所における事故対処
pdf7枚目
(3号機はS/Cクーリングせず)
.pdf(popup))
『 また、この頃、
3号機
の原子炉圧力が高くなり、SR 弁の安全機能が働いてSR 弁が自動的に開き、SR 弁から
S/C に蒸気が吹き出して、S/C の水温が上昇傾向にあった。そのため、当直は、原子炉格納容器冷却系を起動
させることも考えた。
しかし、この頃、大津波警報が出ており、仮に、ポンプ起動後に津波が到達すれば、引き波の影響で水位が低下
してポンプで水を吸い上げられずに、ポンプが空回りして故障するおそれがあった
。
そのため、当直は、1/2 号中央制御室の当直の対応と異なり、
津波が到達する事態に備え、しばらくの間ポンプを起動させずに様子を見ることにした
。 』
3/4 号当直は津波対応をしており S/C 冷却のための海水ポンプを起動させなかったが、
1/2 号当直は津波対応をしておらず S/C 冷却のための海水ポンプを起動させていた。
(20110909
(1号機 SRVは動作していない)
pdf35枚目 .pdf(popup))
高圧蒸気はS/Cに吹き出しておらず、したがってS/Cの温度は全く上昇しておらずS/Cの冷却操作はそもそも不要。
不要なことをしてポンプを故障のリスクにさらしている。
(20111125 同 参考資料3 pdf5枚目
(当時1号機の対応にあたった東電職員ヒアリング)(調査日1120)
.pdf(p))
『 1-⑦ 津波に関する情報(大津波警報の発令、到達予想時刻、予想高さ等)は把握していたか。把握した情報に対して
何か対応を考えていたか。
【回答】
大津波警報が発令されたとの電話連絡を受けたことは覚えているが、到達予想時刻や予想高さは覚えていない
。
ただし、影響が出るような津波が来るとの認識はしていなかったと記憶している
。』
「想定外の津波」の演出ですか?
(20111125 同 参考資料3 pdf7枚目
(当時1号機の対応にあたった東電職員ヒアリング)(調査日1120)
.pdf(p))
『 外部電源が失われていたものの、非常用ディーゼル発電機が起動しており、通常のスクラム対応により、
事象を収束出来ると考えていたため、津波襲来前は、事故時運転操作手順書 事象ベースの
「 Ⅰ 原子炉編 第1章 原子炉スクラム事故(B)主蒸気隔離弁閉の場合 」で対応していた。
なお、 影響が出るような津波が来るとの認識はしていなかったと記憶している
。 』
3.11では
10m以上の大津波警報が出ており
、
1号機の非常用ディーゼル発電機は2機共に海水ポンプによる冷却方式であるので
、
10mの津波が来れば海水系ポンプの冷却機能が停止
し非常用ディーゼル発電機が2機共に
停止するので、
全交流電源喪失が間も無く発生する
。
「想定外の津波」の演出ですか?
下記へ続く。
20111202 -
圧力を下げていれば18時頃メルトダウンを防ぐチャンスが巡って来たのに(第8話)
20111125 原子力安全・保安院 技術的知見 意見聴取会 第3回 配布資料.html(popup)
20111125 同 資料1(BWR原子炉冷却系統設備の概要).pdf(popup)
20111125 同 資料1 pdf13枚目((参考)BWRにおける原子炉冷却設備等の作動範囲).pdf(popup)
残留熱除去系(RHR)(約1.0MPa以下)
20111125 同 資料2-1(冷却設備の被害状況).pdf(popup)
20111125 同 資料2-1 pdf4枚目(津波到達後の冷却設備の被害状況).pdf(popup)
20111125 同 資料2-2(原子炉冷却及び代替注水の対応について).pdf(popup)
20111125 同 資料2-2(原子炉冷却)pdf3枚目
チャートは語る
「いったい何てことをしてくれたんだ」
.pdf(p)
『
その後ICの操作により原子炉圧力を調整
』
←大地震直後の余震継続中になんで圧力を上げる必要があるのか?
『 非常用復水器によると思われる圧力変動 』
注。発電中の原子炉圧力は、6.822MPaである(グラフの印字)。
次に示すように、そもそも原子炉圧力が7.13MPaまで上昇すれば危険と判断してICが自動起動して冷却するように
なっている。しかも、7MPaは発電中よりも高い圧力である。地震で亀裂が発生しているかも知れないのになんで?
(20111220 1号機 (事象ベース) 改訂履歴 pdf19枚目
(IC動作設定値を「7.27MPa→7.13MPa」に)
.pdf(pop))
20111125 同 資料2-2(原子炉冷却)pdf4枚目.pdf(popup)
『
地震及び津波発生を受けて対応にあたった東電職員にヒアリングした結果
、津波襲来による全電源喪失まで
原子炉スクラム事故でMSIV閉の場合
に対応した手順に沿った対応が進められていたものと考えられる。 』
『 大津波警報発令は電話連絡を受けたが、影響が出るような津波が来るとの認識はなかった。 』
20111125 同 資料2-2(原子炉冷却)pdf5枚目.pdf(popup)
『 ○ 敦賀発電所1号機での過去10年間の運転実績において、送電系統の影響やタービン設備の不具合の影響を
受けて原子炉自動停止とMSIV閉止が発生した際、ICを手動操作により使用した事例が2件あった。 』
『 ○ 2件の実績を見ると、原子炉圧力を 6.37~6.86MPa の範囲に調整するように1系統の IC の弁開閉を手動で
行っており、
福島第一1号機の津波襲来までの手動操作と同様であった
。 』
『 ○ ICによる原子炉圧力調整は、MSIVの復旧までの間、非常用復水器胴側への水補給を行い、7、8時間継続
されていた。 』
敦賀原発の場合は、MSIVを復旧させるまでの間、圧力を維持する高温待機の原子炉圧力調整を実施していた。
福島第一1号機の場合は、外部電源は失われているは、余震は続いているは、10mの大津波警報は出ているは、
非常用発電機は起動しているものの2機共に海水ポンプによる水冷式であるので10mの津波が来れば全交流電
源喪失になることは明らかである。
リスクを下げるためにも、福島第一1号機の場合は可及的速やかに減圧しなければいかんでしょうに。
20111125 同 資料3(非常用炉心冷却機能に関する論点).pdf(popup)
20111125 同 資料3 pdf2枚目
(DD/FP 等の消火系は 1〜4 号機で共用されており、消化ラインは建屋 )
.pdf(p)
20111125 同 参考資料3(福島第一原子力発電所の事故に係る保安調査)(調査日1120).pdf(popup)
20111125 同 参考資料3 pdf2枚目(福島第一原子力発電所の事故に係る保安調査)(調査日1120).pdf(popup)
『
【回答】
保安規定(第37条)及び「事故時運転操作手順書(事象ベース)」の 減圧操作の箇所に
「原子炉冷却材温度変化率55°C/h以下」と記載され ていることが念頭にあった。また、原子炉圧力を6~7MPaに
調整することも念頭にあった。
なお、「原子炉冷却材温度変化率55°C/h以下」の運転上の制限は、今までの繰り返しの運転操作の訓練を通して、
体に染みついている
。』
20111125 同 参考資料3 pdf5枚目(福島第一原子力発電所の事故に係る保安調査)(調査日1120).pdf(popup)
『 1-⑦ 津波に関する情報(大津波警報の発令、到達予想時刻、予想高さ等)は把握していたか。把握した情報に対して
何か対応を考えていたか。
【回答】
大津波警報が発令されたとの電話連絡を受けたことは覚えているが、到達予想時刻や予想高さは覚えていない。
ただし、影響が出るような津波が来るとの認識はしていなかったと記憶している。』
20111125 同 参考資料3 pdf7枚目(福島第一原子力発電所の事故に係る保安調査)(調査日1120).pdf(popup)
『 外部電源が失われていたものの、非常用ディーゼル発電機が起動しており、通常のスクラム対応により、
事象を収束出来ると考えていたため、津波襲来前は、事故時運転操作手順書 事象ベースの
「
Ⅰ 原子炉編 第1章 原子炉スクラム事故(B)主蒸気隔離弁閉の場合
」で対応していた。
なお、影響が出るような津波が来るとの認識はしていなかったと記憶している。 』
20111125 同 参考資料5(敦賀原発1号機の非常用復水器の作動実績に係る運転記録等).pdf(popup)
20111125 同 参考資料5 pdf5枚目
(敦賀原発1号機の非常用復水器の作動図)
.pdf(popup)
20111125 参考資料5 pdf7枚目〜14枚目
(敦賀原発1号機IC操作事例の原因:落雷による送電系統の擾乱)
.pdf(p
20111125 参考資料5 pdf15枚目〜22枚目
(敦賀原発1号機のIC操作事例の原因:バイパス弁動作確認試験)
.pdf(p
下記へ続く。(再掲)
20111202 -
圧力を下げていれば18時頃メルトダウンを防ぐチャンスが巡って来たのに(第8話)